エンジンを適温に保つために欠かせないサーモスタットは、消耗品の一つです。壊れたものや、不具合が生じているとエンジントラブルの原因になりかねません。調子が悪くなったら整備工場などに依頼して交換するのも良いですが、費用を抑えたいのなら自分で取り付けます。サーモスタット本体を通販などで購入すると2、000～3、000円程度、ガスケットや補充する冷却水は1、500円です。
専門家にお願いするよりも遥かに安く、出費は部品代のみです。ちなみに交換するタイミングの目安は走行距離が10万キロ、使い続けて10年になります。用意するのは新品のサーモスタットとパッキン、ドレンコックのパッキンや冷却水です。冷却水を受けるためのバケツや出し入れがしやすいもの、ソケットレンチが必要です。
サーモスタットを通販で選ぶときには、車種や気候に合わせて選ぶことが大事です。通常タイプは比較的温暖な地域向けで、寒冷地向けは寒いエリアで使う場合にチョイスします。エンジンを沢山回す、走行距離が長いのならハイフロータイプがおすすめです。スポーツカーにはローテンタイプか向いていて、エンジンが効率よくパワーを発揮してくれます。
通販では各メーカーが様々なサーモスタットを発売しているので、どのタイプが自分の車に適しているのか考えてから購入するようにしましょう。分からない場合は整備士など専門家に相談して、ヒントを得るのも良いかもしれません。